タイトルの和訳:何も感じなくなった
アーティスト:ザ・ストーン・ローゼズ
翻訳者:イシダさん
操縦桿を握る手が白くなる
それが最後に感じることさ
最終爆撃は定刻通り、出撃の時さ
地面は見えずただ空が広がるのみ なんて穏やかなんだ
分厚い唇が叫びを上げる
(被弾して)焼け焦げて溶け落ちる なんてすごいシーンなんだ
※
時々幻覚を見るんだ
(空から見おろす攻撃目標の)街は廃墟と化し、人気もなく
眼下でクルマが燃えているんだ
こんな光景見たくないよ
街は廃墟と化し、人気もなく
眼下でクルマが燃えているんだ
君は独りぼっちかい? 家族はいないのかい?
※
どんなに寒くとも心は熱いんだ
今もその炎は勢いを留めない
少なくとも無様な最期ではなかったよな
よく見てみると
ブリキのネジ曲がった炉が振り向いて笑いかけてくる
黒い金は廃れていく そんなシーンが好きなんだ
※repeat※
時々幻覚を見るんだ
街は廃墟と化し、人気もなく
眼下でクルマが燃えているんだ
こんな光景見たくないよ
街は廃墟と化し、人気もなく
眼下でクルマが燃えているんだ
独りぼっちかい?
何も感じなくなってしまったのか?
Your knuckles whiten on the wheel
The last thing that your hands will feel
Your final flight can't be delayed
No land, just sky, it's so serene
Your pink fat lips let go a scream
You fry and melt, I love the scene
※
Sometimes I fantasize
When the streets are cold and lonely
And the cars, they burn below me
Don't these times fill your eyes
When the streets are cold and lonely
And the cars, they burn below me
Are you all alone,is anybody home?
※
I'm standing warm against the cold
Now that the flames have taken hold
At least you left your life in style
And for as far as I can see
Tin twisted grills grin back at me
Bad money dies, I love the scene
※repeat※
Sometimes I fantasize
When the streets are cold and lonely
And the cars, they burn below me
Don't these times fill your eyes
When the streets are cold and lonely
And the cars, they burn below me
Are you all alone?
Are you made of stone?
高校の頃この曲を初めて聴いてから15年近く経ち、ずっと愛唱歌としてなんとなく口ずさんできたが、今になってこれは反戦歌なのだと気付いた。
爆撃する側の視点、攻撃される側の視点、そして第三者的な視点が織り交ぜられ、かなり深みがある内容となっている。
攻撃する側の人間の、一人の個人としては「やりたくて攻撃しているわけじゃないんだ」という気持ちが表現され、空から地上をさまよう少年に問いかけるような「Are you all alone? Is anybody home?」の一節で思わず涙してしまった。
さきの東日本の震災にも一部当てはめようと思えば当てはめられるので、そういう読み方をするのも一興かもしれない。
written by イシダさん