ポップなメロディーに反して重い歌詞。銃乱射事件をテーマに、精神を病んでしまった若者が描かれています。 『Pumped Up Kicks』 ・流行りのかっこいいスニーカー(自己解釈です) |
英詞はココ
ロバートは早撃ちが得意
部屋をうろつく彼の計画は誰も知らない
タバコを旨そうにふかしながら
あれこれ呟く まるでカウボーイ・キッド
彼はリボルバーを見つけた
父親がクローゼットに隠している趣味が詰まった箱の中で
何を意味するのか彼自身にも分からない
でも彼は君を迎えにやって来る。そう、君を迎えに
流行りのかっこいいスニーカーを履いている奴ら
さっさと、逃げた方が良いぜ,この俺の銃より早くな
流行りのかっこいいスニーカーを履いている奴ら
さっさと、逃げた方が良いぜ,この銃弾より早くな
×2
親父は毎日仕事漬け
帰って来るのは夜中になってから 夜中なんだ
そして僕に思いがけない仕打ちをしてくれる
キッチンにある夕食は凍った冷凍食品だし
僕はずっと待ったよ
そして今、この痩せ細った手が素早く引き金を引いている
タバコをふかしながらあれこれ考えて
「ヘイ、お前の髪が燃えてるぞ。ははっ、パニックじゃねぇか」
流行りのかっこいいスニーカーを履いている奴ら
さっさと、逃げた方が良いぜ,この俺の銃より早くな
流行りのかっこいいスニーカーを履いている奴ら
さっさと、逃げた方が良いぜ,この銃弾より早くな
×2
Run run run run
Ru-ru-ru-run run run
Ru-ru-ru-run run run run
Ru-ru-ru-run run run ru-run run
流行りのかっこいいスニーカーを履いている奴ら
さっさと、逃げた方が良いぜ,この俺の銃より早くな
流行りのかっこいいスニーカーを履いている奴ら
さっさと、逃げた方が良いぜ,この銃弾より早くな
×4
...fin
歌詞の意味を語りあうサイト「Songmeanings」
http://www.songmeanings.net/songs/view/3530822107858837818/
Koriismさんの解釈が素晴らしいなぁと思い参考にしました。
精神を病み、銃乱射事件を犯してしまうロバート少年。
彼はタバコを吸い、小さなカウボーイになった”フリ”をしている。
こういった事件が増えているのは、テレビゲームなどから影響を受け、誰もが”フリ”をできるようになったからだろう。
pumped up = 流行のスニーカー
kicks = かっこいい靴
(「流行りのかっこいいスニーカーを履いている奴ら」は、学校内での勝ち組を指しているのではないかと思います)
フォスター・ザ・ピープルのマーク・フォスターは、こういった若者の問題は「家族の団結力、愛情の不足。そして孤独」からきているのではないかと考えているようです。
2007年にオハイオ州のショッピングモールで銃を乱射して8人を殺し、自殺してしまった若者の名前はロバート・ホーキンズ。
他にも銃乱射事件を犯したロバートは数人いますが、バンドの広報は「偶然の一致」と否定しているようです。
「Run run run run
Ru-ru-ru-run run run
Ru-ru-ru-run run run run
Ru-ru-ru-run run run ru-run run」
個人的には、この部分が一番印象に残りました。
歌詞っていうより声ですね。
銃弾の音や悲鳴、人々が逃げまどう足音などが上手く表現されているように感じました。
『Torches』和訳一覧